フランスの薬局やBIOスーパーへ行くと、さまざまな精油が並んでいます。
私は実際にフランスを訪れた際、薬局とBIOスーパーでそれぞれ精油を購入しました。
種類も多く、価格も日本で購入するときと比べて手に取りやすいと感じました。
でも、私が精油を選ぶときに見ているのは、「安いか」
「BIOと書いてあるか」だけではなく、用途や表示です。
特にフランスでは、食品として使用されるものや食品補助として販売される精油もあります。フランスのDGCCRFも、摂取目的と表示された精油には食品としての品質が求められると案内しています。
この記事では、私がフランスで精油を購入するときに実際に確認しているポイントを紹介します。

はじめまして、紗良です。
仏式自然療法・植物療法研究家として、フランスの植物療法や精油文化について学び、発信しています。
✅ フランスで精油を買うときに確認したいポイント
✅ 精油の用途はどこを見る?
✅ 食品補助として販売される精油とは?
✅ ABマークとEUオーガニックロゴの意味
✅ BIOなら何でも同じ品質なの?
✅ 私が実際にラベルを見ている理由
まず見るのは「この精油は何の用途の商品なのか」
私が最初に確認するのは、「この精油が何の用途として販売されている商品なのか」ということです。
精油だからといって、すべての商品が同じ目的で作られているわけではありません。
フランスでは精油の用途によって、食品、食品補助、化粧品など、それぞれ異なる規制の対象になります。フランス政府も、精油は用途に応じて適用される規則が異なると説明しています。
だから私は、「100%ピュア」「天然」といった言葉だけで判断するのではなく、何のための商品なのかを先に確認します。


「食品補助」と書かれている精油もある


私がフランスで購入した精油の中には、食品補助として販売されている商品がありました。
フランスでは、精油が食品補助に利用されることがあります。
だからといって、「フランスの精油=全部飲める」という意味ではありません。
フランス政府は、メーカーが摂取目的として表示する精油について、食品として使用できる品質である必要があるとしています。食品分野では、香味付けに利用するものと、食品補助として利用するものなどがあります。
だから私は、精油という名称ではなく、商品の用途・表示を見ることを大切にしています。
食品用途として販売されていない精油を、自己判断で摂取することを勧めるものではありません。
精油は商品ごとに用途・使用方法・注意事項が異なります。
次に見るのが「BIO認証」
フランスの商品を見ていると、BIOという言葉をよく目にします。
精油にもBIO商品があります。
私が見るのは、「BIO」という文字だけではなく、パッケージにABマークや、EUオーガニックロゴ(ユーロリーフ)が付いているかを確認します。
フランスのABマークとEUオーガニックロゴは、有機生産基準に適合した商品を識別するための表示です。
ABはフランスのマーク、ユーロリーフはEU共通のロゴです。


ABマークとユーロリーフがあれば何がわかる?
EUオーガニックロゴを使用するには、認可された認証機関による認証を受け、有機生産について定められた条件を満たしている必要があります。 加工食品については、原則として農業由来原料の95%以上が有機であることなどが条件です。残りの5%にもルールがあります。
フランスのABマークも、EUの有機基準に適合する商品を識別するために使用されており、現在ABマークは任意で、ユーロリーフと一緒に表示されることがあります。
ただし、「BIO=すべての品質を保証する万能マーク」ではありません。
オーガニック認証が示しているのは、定められた有機生産基準への適合です。
精油を選ぶときには、BIO認証だけでなく、用途やラベルも合わせて確認しましょう。
ロゴの下にある小さな文字も見よう
ABやユーロリーフだけを見て終わりではなく、Agriculture UEやFR-BIO-01という表示も見ます。
EUオーガニックロゴの近くには、認証・管理機関のコードや、農業原料の生産地域を示す情報が表示されます。
例えば、
Agriculture UE
→ EU域内の農業原料
Agriculture non UE
→ EU域外の農業原料
など。
マークだけではなく、その周辺まで見るとその商品について分かる情報がより増えます。
「BIOだから良い精油」と単純に考えないこと
私はBIO認証を商品選びの一つの材料にしています。
でも、BIOだから絶対に良い、
BIOではないから悪いとは考えていません。
確認するのは、
- 何の用途の商品か
- 使用方法はどう書かれているか
- 注意事項は何か
- BIO認証はあるか
- 原料について何が表示されているか
- 自分が何のために使いたいのか
です。
認証マークだけを見て判断するのではなく、いくつかの情報を合わせて、自分で選ぶ姿勢が大切です。


価格が安くても、私は用途と表示を先に見る
フランスで精油を見たとき、私は価格の安さにも驚きました。
日本で購入するときと比べると、「こんな価格で買えるんだ」と感じる商品がありました。
でも、価格が安いという理由だけで選ぶことはありません。
なぜなら、精油には用途の違いがあるからです。
私が精油選びで知りたいことは、安いかどうかより、「何のために作られた商品なのか」という情報です。
さらに、品質、認証の有無、価格、用途を見て、自分に合うものを選びます。
フランスの売り場には選択肢が多いからこそ、ラベルを見ることがより大切だと感じました。
日本で精油を選ぶときにも見るべきこと
日本で精油を選ぶときも、「天然」「ピュア」「オーガニック」という言葉だけではなく、その商品が何の用途として販売されているのかを見ることが大切です。
同じ植物から作られた精油でも、販売目的や管理基準が同じとは限りません。
パッケージに何が書かれているのか、何を意味しているのか、分からなければ公式サイトなどで調べましょう。
そうして自分で判断できることが、精油を暮らしに取り入れるときにも大切です。
まとめ|フランスで精油を買うとき、私は「ラベル」を見る
フランスの薬局やBIOスーパーには、さまざまな精油が並んでいます。
種類も豊富で、アロマテラピー発祥の国という安心感と価格も手に取りやすいと感じる商品がありました。
① 用途を見る
食品・食品補助・化粧品など、何の目的で販売されているのか。
② 使用方法を見る
その商品にどのような使用方法が示されているのか。
③ BIO認証を見る
ABマークやEUオーガニックロゴを確認。
④ ロゴ周辺も見る
認証機関コードや原料の地域なども確認。
⑤ 最後は自分で選ぶ
認証だけではなく、用途・品質・価格・目的を合わせて判断する。
フランスで実際に精油を購入して感じたのは、選択肢が多いからこそ、表示を読んで選ぶことが大切だということでした。
マークがあるから安心、高いから高品質、安いから品質が悪いというような単純な判断ではなく、その商品について与えられている情報を知って、自分で選ぶ力が必要です。










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