フランス旅行中、道に迷ったり、荷物を持って歩き疲れたりしたときに便利だったのが、Uberです。
私は2025年に、南フランスを中心に一人で旅行しました。
その旅では、TGV、トラム、地下鉄、市バス、高速バス、Uberなどさまざまな交通手段を利用しました。
基本的には公共交通機関を使っていましたが、
- 道が複雑でわからない
- 長時間歩いて疲れた
- 荷物を持っている
- 時間が迫っている
- 公共交通機関では行きにくい
という場面では、無理をせずUberを利用しました。
旅行中に一度だけ、Uberを予約しようとしてスマホを触りながら歩いていると、その場にいた個人タクシーに声をかけられて乗ったことがあります。
その道は数回、Uberで通ったことのある道で、毎回12ユーロ程度でしたが、個人タクシーで請求された金額は50ユーロでした。
当時の為替で、日本円にすると約8,400円です。
この経験から、フランスで道に迷ったときや急いでいるときこそ、私はUberを使うようになりました。
この記事では、実際に50ユーロを請求された体験と、フランス旅行でUberを安心して使いやすいと感じた理由を紹介します。

はじめまして、紗良です。
仏式自然療法・植物療法研究家として、フランスの植物療法や精油文化について学び、発信しています。
この記事は、私がフランスをひとりで旅した際の体験を元に書いています。
フランスの正規タクシーも公的な資格や料金規制のある公共サービスです。すべてのタクシーが高額請求するわけではありません。
私にとっては、料金の目安や運行記録がアプリに表示されるUberの方が旅行者として利用しやすく、安心感があったという体験談です。
✅ フランスで個人タクシーに50ユーロ請求された体験談
✅ Uberとその場で乗るタクシーの違い
✅ フランスのUberドライバーに必要なVTC資格
✅ Uberを安心して利用しやすい理由
✅ Uber利用時に気をつけたいこと
✅ 紹介コードの利用方法
Uberなら12ユーロの距離で50ユーロ請求された
旅行中、目的地へ移動するため、その場で声をかけられた個人タクシーに乗ったことがあります。
疲れていて早くホテルに戻りたかったこともあり、目の前にいる車へ乗った方が早いと判断を誤ってしまった出来事です。
ところが、目的地へ到着して請求された金額は、50ユーロ。
つまり、Uberと4倍の差です。
あまりにも疲れていたので、交渉したりおかしいということを伝える気力さえ失っていて、結局支払いました。
Uber:12ユーロ
実際に請求された金額:50ユーロ
差額:38ユーロ
この経験以降、知らない土地で車移動が必要なときは、基本的にUberを利用しています。
Uberなら乗る前に料金の目安を確認できる
Uberを安心して利用しやすいと感じる最大の理由は、乗車を確定する前に情報を確認できることです。
アプリには、
- 乗車場所
- 目的地
- 予定ルート
- 料金の見積もり
- 到着予定時間
- ドライバーの名前
- 顔写真
- 車種
- ナンバープレート
- ドライバーの評価
などが表示されます。
実際の料金は道路状況、待機時間、ルート変更などによって変わる可能性があります。
それでも、何もわからない状態で車へ乗るのではなく、ある程度の料金と目的地を確認してから依頼できます。
フランス語で住所を説明したり、料金を交渉したりする必要もありません。
目的地をアプリへ入力すれば、ドライバーにも同じ情報が共有されます。
旅行者にとって、この仕組みはかなり安心です。
支払いまで完結する
Uberでは、あらかじめ登録しているカードなどから料金が支払われます。
私は海外旅行時の決済にWiseカードを利用しています。
目的地へ到着した後、現金を出したりフランス語で金額を確認したりする必要がありません。
乗車後には利用明細もアプリへ残ります。


現金で直接支払う場合は、その場で金額を聞き取り、おつりを確認しなければなりません。
一方、Uberなら利用日時、乗車場所、目的地、料金などの記録が残るため、後から確認できます。
フランスのUberドライバーは「VTC」というプロ
フランスでUberの乗客を運ぶドライバーは、基本的に「VTC」と呼ばれる資格を持つ職業ドライバーです。
VTCはフランス語の「Voiture de transport avec chauffeur」の略で、運転手付き旅客運送車という意味です。
一般の人が自家用車を登録し、すぐにUberドライバーとして乗客を運べるわけではありません。
フランス政府の案内によると、未経験車がVTCドライバーになるには運転免許を原則3年以上保有し、指定医師による健康診断で適性を認められ、犯罪歴がなく、試験へ合格する必要があります。
フランスのUberは、公的な要件を満たしたVTCドライバーが、職業として乗客を運ぶサービスです。
VTCドライバーになるための条件
フランスでVTCドライバーになるためには、主に次の条件を満たす必要があります。
- 運転免許を3年以上保有している
- 指定医師による健康診断で適性を認められている
- 職業上問題となる一定の有罪判決がない
- VTC試験に合格する
- VTC職業カードを取得する
- 事業者としてVTC登録簿へ登録する
- 職業賠償責任保険などに加入する
- 規定に合う車両を用意する
これらはUberだけが独自に決めている条件ではなく、フランスでVTCドライバーとして働くための公的な制度です。
運転免許を原則3年以上保有
未経験からVTCドライバーを目指す場合、普通自動車に相当するカテゴリーBの運転免許を、原則として3年以上保有している必要があります。
フランスの制度で早期運転教育を受けた場合は、2年以上です。
運転免許を取ったばかりの人が、すぐに乗客を乗せて営業できるわけではありません。
指定医師による健康診断
VTCドライバーは、運転業務に適していることを確認する健康診断を受けなければなりません。
診断できるのは行政から認定された医師で、普段のかかりつけ医では認められません。
乗客を運ぶ職業として、身体的に安全な運転が可能か確認されます。
犯罪歴についての条件
フランス政府は、VTCドライバーとして働けない有罪判決を定めています。
例えば、重大な道路交通法違反、無免許運転、免許取消中の運転など、乗客の安全に関係する一定の犯罪歴がある場合は、VTCドライバーになれません。
「犯罪歴が一切ないこと」という単純な条件ではありませんが、職業上問題となる有罪判決が確認されます。
VTC試験への合格
未経験者は、VTC試験へ合格する必要があります。
試験を通過すると合格証明を受け取り、その後、職業カードを申請します。
Uber自身も、フランスでドライバーとして登録するためにはVTC職業カードが必要だと案内しています。
VTC職業カード
試験に合格しただけでは、まだ乗客を運べません。
VTC職業カードを取得し、運転中は車外から見える位置へ表示する必要があります。
このカードは5年ごとに更新が必要です。
カードを持つドライバーは政府の確認システムへ自動登録され、利用者や予約プラットフォームはカードが有効か確認できます。
VTC登録簿への登録
独立して営業するVTC事業者は、フランスのVTC事業者登録簿へ登録しなければなりません。
登録には、
- 職業賠償責任保険
- 事業者登録を示す書類
- 車検証
- VTC職業カード
- 車両の所有や長期賃貸を示す書類
などが必要です。
旅客運送に対応した保険
フランスでUberドライバーとして活動する場合、乗客を有料で運ぶ業務に対応した保険が必要です。
Uberは、事業活動に関する賠償責任保険と車両運行に関する保険の両方が必要だと案内しています。
車両にも条件がある
ドライバーだけでなく、使用する車にも規定があります。
Uberはフランスの交通法規に基づき、車両の座席数、ドア数、寸法、出力、年式などを確認しています。
例えば、一般的なガソリン車では、原則として5〜9席、4ドア以上、一定以上の寸法と出力、車齢7年未満などの条件があります。電気自動車や一部のハイブリッド車には異なる扱いがあります。
Uberでも追加の書類確認がある
公的なVTC資格を取った後、Uberのアプリへ登録する際にも書類確認があります。
フランスのUberがドライバーへ求める主な書類は、
- 有効な身分証明書
- 運転免許証
- VTC職業カード
- 本人の顔写真
- 事業者登録を示す書類
- 職業賠償責任保険
- VTC登録簿への登録証明
などです。
つまり、
- フランスの公的なVTC要件を満たす
- 必要な職業カードや事業登録を行う
- Uberへ書類を提出する
- 書類が承認されてから運行する
という段階があります。



Uberアプリへ名前と車を登録するだけで、誰でも翌日から乗客を運べる仕組みではありません。
これが私にとって安心材料になった
厳しい条件があるからといって、Uberで事故やトラブルが絶対に起こらないわけではありません。
資格を持つドライバーであっても、人によっては運転や接客に差があります。
それでも、
- 職業資格が必要
- 公的な職業カードがある
- 保険加入が必要
- 車両条件がある
- Uberへ書類提出が必要
- ドライバーと車両情報がアプリに表示される
- 移動経路と料金記録が残る
- 乗車後に相互評価がある
という複数の仕組みは、私にとって大きな安心材料です。
特に、ひとりで旅行している女性にとって、乗る前にドライバーの顔、名前、評価、車種、ナンバープレートを確認できることは重要だと思います。
フランスの正規タクシーも資格のあるサービス
ここで誤解してほしくないのは、フランスの正規タクシーが無資格というわけではないことです。
正規タクシーにも試験、職業カード、健康診断、犯罪歴に関する条件などがあります。
私が50ユーロを請求された体験だけで、「フランスのタクシーはすべて危険」と言うことはできません。
問題だったのは、
- 急いでいて事前に料金を確認しなかった
- 正規の料金体系を理解していなかった
- 乗車や支払いの記録を十分に残せなかった
- 疲れで交渉やおかしいと発言する気力さえなかった
という点です。
Uberなら、少なくとも乗る前に料金の目安と車両情報を確認できます。
そのため、土地勘や言語力のない旅行者であってもUberの方が使いやすいと思います。
Uberを利用するときの注意点
Uberにも注意すべきことがあります。
ナンバープレートを必ず確認する
車が到着したら、アプリに表示されたナンバープレートと実際の車の番号が一致しているか確認します。
車種や色も確認してください。
近くに似た車が停車していても、確認せずに乗らないようにしましょう。
ドライバーの名前と顔写真を確認する
アプリに表示されている名前と顔写真が、実際のドライバーと一致しているか確認します。
明らかに別人の場合は乗車しません。
自分の名前を先に言いすぎない
到着した車に近づき、「私は〇〇です」と名乗るより、「どなたを迎えにきましたか?」と確認する方が安心です。
ドライバーが車を降りてきて、先にこちらの名前を確認して迎え入れてもらえることがほとんどです。
目的地を確定する前に地図を確認する
私は一度、目的地の入力を間違えて、逆方向へUberで移動してしまいました。
Uberが正しく送り届けてくれても、入力した場所が間違っていれば別の場所へ運ばれます。
依頼を確定する前に、
- 住所
- 施設名
- 地図上の位置
- 市や郵便番号
- 到着予定時間
を確認しましょう。
乗車場所をわかりやすい場所に設定する
駅や空港、観光地ではUberの乗車場所が指定されていることがあります。
車が止まりにくい場所へ設定すると、ドライバーと合流できなかったり待機料金がかかったりする可能性があります。
アプリの案内に従い、安全に停車できる場所を選びます。
料金は変動する
Uberの料金は時間帯、需要、渋滞、天候などによって高くなることがあります。
混雑時には、同じ区間でも料金が大きく変わります。
急ぎでなければ、少し時間を置いて再検索したり、公共交通機関と比較したりする方法もあります。
通信環境を用意する
Uberは車を呼ぶときだけでなく、
- ドライバーとの合流
- 現在地の確認
- メッセージのやり取り
- 乗車中のルート確認
にも通信環境が必要です。
海外eSIMなどを日本にいる間に用意しておくと安心です。


Uberを使った方がいいと感じた場面
私がフランス旅行でUberを利用したのは、主に次のような場面です。
- 長時間歩いて疲れたとき
- 荷物が多いとき
- 駅やバス停から宿が遠いとき
- 公共交通機関の乗り換えが複雑なとき
- 夜や早朝に移動するとき
- 時間に間に合わない可能性があるとき
- 道に迷ったとき
- 知らない地域で無理に歩きたくないとき
Uberは、公共交通機関より高くなることがあります。
私も1回20〜40ユーロほどかかったことが数回ありました。
それでも、旅先で体力を使い切ったり、危険を感じる道を無理に歩いたりするより、安全と時間を買う方がよい場面もあります。
Uber Oneの割引も利用した
私は旅行中にUberとUber Eatsを何度も利用するかもしれないと思い、初めにUber Oneへ加入していました。
Uber Oneは、UberとUber Eatsの対象サービスで割引や特典を受けられるサブスクリプションです。
旅行中は、
- 移動でUberを使う
- 疲れた日にUber Eatsを頼む
- 対象サービスの割引を受ける
という使い方をしました。
特典の内容は国、地域、時間、注文条件などによって変わります。
旅行前に自分のアプリで利用できる内容を確認することをおすすめします。


Uberの紹介コード
初めてUberを利用する方は、紹介コードや招待リンクから登録すると、初回乗車に利用できる割引が表示される場合があります。
※特典の有無、金額、対象地域、利用期限などは、登録時期やアカウントによって異なります。登録後、アプリ内に表示される内容をご確認ください。
※紹介コードを使っても、必ずフランスでの乗車が割引になるとは限りません。
※日本で取得したクーポンが海外では利用できない場合や、対象都市が限定される場合があります。
※割引を前提にせず、実際の乗車前にアプリ内のプロモーション画面をご確認ください。
よくある質問
- フランスではUberを利用できますか?
-
パリ、リヨン、マルセイユ、ニース、モンペリエなど多くの都市で利用できます。
ただし、郊外や地方では車両が少なかったり、待ち時間が長かったりする場合があります。
旅行前または現地でアプリを開き、利用可能な車両があるか確認してください。 - フランスのUberドライバーは一般人ですか?
-
乗客を有料で運ぶには、原則としてVTCの公的条件を満たし、職業カードを取得する必要があります。
さらに、Uberへ身分証明書、免許証、VTCカード、保険、事業登録書類などを提出します。 - Uberは必ずタクシーより安いですか?
-
必ず安いとは限りません。
混雑時や需要が高い時間帯はUberの料金が上がり、正規タクシーの方が安くなる場合もあります。
依頼前にUberの料金を確認し、可能なら公共交通機関や正規タクシーとも比較してください。 - 現金は必要ですか?
-
通常は登録したカードなどでアプリ決済できます。
ただし、予備として少額の現金と別のカードも持っておくと安心です。 - チップは必要ですか?
-
フランスでは、アメリカのように高額なチップが必須という文化ではありません。
よいサービスだったと感じた場合は、乗車後にアプリから任意でチップを追加できます。
まとめ|旅行者の私はUberの方が安心して使えた
私はフランス旅行中、Uberなら12ユーロの道を、その場で乗った個人タクシーで50ユーロ請求されました。
この経験から、知らない土地で急いでいるときほど、料金と車両情報を確認してから乗ることが大切だと学びました。
Uberなら、
- 料金の目安を事前に確認できる
- 目的地をアプリで共有できる
- ドライバーの名前や評価を確認できる
- 車種とナンバープレートを確認できる
- カードで支払える
- 利用経路と料金の記録が残る
- 言葉がわからなくても目的地に辿り着ける
というメリットがあります。
さらにフランスでは、Uberドライバーとして乗客を運ぶために、VTCの職業資格、健康診断、犯罪歴に関する条件、職業カード、事業登録、保険、車両要件などを満たす必要があります。
もちろん、制度があるから絶対に安全とは言えません。
それでも、公的な資格制度とUberアプリの記録・確認機能が重なることで、旅行者である私には大きな安心材料になりました。
フランスで道に迷ったとき、歩き疲れたとき、時間に余裕がないときは、無理をせずに安全に移動できる方法を選ぶことも旅を楽しむためには必要なことです。










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